2005年 08月 06日
『死んだ女の子』ナーズム・ヒクメット詩 |
死んだ女の子
【 作曲者名 】木下航二
【 作詞者名 】ナームズ・ヒクメット
【 訳詞者名 】飯塚 広
扉をたたくのはあたし あなたの胸に響くでしょう
小さな声が聞こえるでしょう
あたしの姿は見えないの
十年前の夏の朝 私は広島で死んだ
そのまま六つの女の子
いつまでたっても六つなの
あたしの髪に火がついて 目と手が焼けてしまったの
あたしは冷たい灰になり
風で遠くへ飛び散った
あたしは何にもいらないの 誰にも抱いてもらえないの
紙切れのように燃えた子は
おいしいお菓子も食べられない
扉をたたくのはあたし みんなが笑って暮らせるよう
おいしいお菓子を食べられるよう
署名をどうぞして下さい
ご存知の方もおありとおもいます。髙野
by takano-kk
| 2005-08-06 12:09